2019.04.10

<「日刊旅行通信410号」から転用>

トラベル懇話会、オーストリア研修旅行実施(全文掲載)

ウイングトラベル

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音楽の都で居心地の良いカフェと街歩き

 トラベル懇話会(会長:原優二風の旅行社社長)は、「日本・オーストリア友好通商150周年記念」の一環として、2月に就航した全日空の羽田ウイーン線を利用して、「オーストリア海外研修旅行(会長以下17名)」を実施した。(協力=オーストリア政府観光局、ウイーン市観光局、ザルツブルグ市観光局、ANAセールス、ミキツーリスト)。
 行程は313日羽田発の深夜便で出発し、18日羽田着早朝便で帰国。ウイーン到着は定刻の朝6時、専用バスでホテルに直行して荷物をおろし、クリムト等が利用した有名カフェを訪れた。さすがカフェの本場、ゆったりした雰囲気の中で、珈琲をじっくり味わいながら朝食をとることができた。
 京都に留学経験のある現地ガイドにまず案内されたのが、ウイーンの旧市街を取り囲んでいた城壁跡だ。城壁は19世紀半ばに取壊しが始まり、跡地に建設された環状道路沿いに帝国議会や劇場など主要な建物が配置され、ウイーン万博も開催された。当時は帝国主義の時代で、周辺諸国に対する国威発揚のため、建築物等はとにかく立派に見えるよう設計されたそうだ。岩倉欧米視察団はこの万博等も視察し、帰国後に「内国勧業博覧会」など様々な殖産興業・富国強兵策を始めた。明治維新の日本人の目にどう映ったのだろうと考えながら世界遺産の街を視察していると誠に感慨深い。
 ウエルカムディナーは、ベートーベンが「第九交響曲」を作曲した時の住み家を活用したホイリゲ(ウイーン風居酒屋)で開催された。「1万人の第九」の指揮者・佐渡裕さんも来られ、声をかけたら気軽に記念撮影に応じてくださった。おかげで本場のクラシック音楽を身近に感じることができた。
 ザルツブルグでは、モーツアルトが「レクイエム」などの作曲に使った楽器など貴重なものを多数見ることができた。また、音楽以外にも大司教領としての長い歴史を感じさせる多くの魅力を発見できた。
 翌日、再びウイーンに戻り、観光局のプレゼンテーションの後、カフェで軽く食事を済ませ、夜のワルツコンサートに出かけた。また素晴らしい演奏とバレーを鑑賞の後、トラムの中で楽しい会話をしながら、深夜のホテルに全く不安なしに帰ることができた。

  歴史・文化・自然に加え深夜も安全で快適

 オーストリアの魅力は、歴史的建造物や王家が集めた芸術品もあれば、美しい森や湖などサウンドオブミュージックの世界もある。しかし、ロンドン、パリ等との違いは、観光に最適な都市の大きさ、滞在時の安全と快適性、音楽のあふれる都といった点にあると思われる。観光局は、信頼できる複数の調査で、世界で一番住みやすい都市にウイーンが選ばれたと宣伝していたが、深夜の街歩きでその安全と快適性は実感できた。
 また、オーストリア政府観光局長のペトラ氏、ウィーン市観光局長のノルベルト氏、ザルツブルク市観光局のクレメンス氏など多くの関係者と意見交換し、両国交流の絆をさらに深めることができたこともとても有意義だった。
 今年は150周年を記念して、東京・大阪等でウイーン芸術の展示会が開かれる。関心が高まるこの時期に、コンサートが年中開かれているウイーンに行き、居心地の良いカフェで時を過ごし、生演奏を聴く楽しさを、我々はもっと訴求すべきだろう。(文=JR東海ツアーズ吉田前社長、写真=インフィニトラベルインフォメーション藤木会長、ミキツーリスト今野取締役)

 写真=オーストリア政府観光局長のペトラ氏と原トラベル懇話会会長を中央に記念撮影

 

写真=ザルツブルクを一望する
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写真=日本を代表する指揮者、佐渡裕さんを囲んで記念撮影
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