トラベル懇話会 Travel Management Club
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トラベル懇話会 海外研修
トラベル懇話会がニューカレドニア研修ツアーを実施
 
  ニューカレドニアの魅力を体感

トラベル懇話会(林田建夫会長)は、2011年の海外研修活動として「ニューカレドニア研修旅行」(村山真実団長・PTS社長)をニューカレドニア観光局とエアカランのバックアップにより11月14日―19日に実施した。参加メンバーは10名、ニューカレドニア観光局次長の丸山佳明氏とエールフランス航空の藤井彰人氏が同行、精力的に6日間のプログラムを消化した。
11月15日=ヌメアの3ホテルのインスペクション、メトル島観光と水上コテージ視察、16日=朝市見学、最も人気の高いアメデ島へのクルーズへ参加(サンゴ礁ツアー、グラスボトムボート、シュノーケリング、ランチ&ショー、灯台観光などを体験)17日=空路イル・デ・パンへ移動。島内観光、3ホテル視察、ビシュヌ・ナチュレルまで歩き、天然プールでのシュノーケリング体験、夜の星空観察。18日=空路ヌメアに移動。チバウ文化センターにて、ニューカレドニアおよび南太平洋地域の文化を学ぶ。ヌメアの2ホテル視察、水族館見学、ダウンタウン散策、カジノの見学にて全日程を終了した。
研修過程において、旅行会社の立場から多くの質問が投げかけられ、また、ニューカレドニアへの海外旅行市場活性化のための意見交換や提案がなされた。

 
  ニューカレドニアの観光市場と日本人旅行者

ニューカレドニアへ入国する旅行者数のナンバー1は、フランス人。パリから東京、大阪を経由してのロングフライトにも関わらず、数多くの観光客が訪れる。滞在期間は、平均3週間のバカンスで、ほとんどのホテルがキチネット・タイプの部屋を有するのはフランス人客を念頭に置いているからである。
2番目に多いのが、日本人観光客。日本人の渡航者数は、年間約20000人レベルで、現在は数字的には横ばい。ハネムーンのカップルの旅行者のシェアが圧倒的に高い。各ホテルにおける日本人スタッフやサービスはたいへん充実しており、ハネムーナーの満足度も高い。ニューカレドニア観光局は、ハネムーンマーケットのさらなる深化を追及すると同時に、ニューカレドニア観光市場の活性化のためには積極的な新市場開拓の必要があると考えている。
ちなみに3,4番目は、オーストラリア、ニュージーランド。バカンス客だけでなく、ビジネス客、小・中・高校生のスクール・ツアー、フランス語研修ツアーなども盛んだ。

 
  トラベル懇話会研修チームからの提案

研修を重ねるごとにニューカレドニアの快適さを実感したが、南太平洋におけるニューカレドニアならではの魅力をもっと具体的に表現しなくてはならない。「天国にいちばん近い島」は、永遠の名コピーであるが、新たな時代のコンセプトとアピールが必要である。
 取り組むべき新市場としては、教育マーケット。修学旅行が、いくつか企画、実行され始めている。(1)治安が良い(2)現地の学校では第二外国語に日本語の選択が可能で、日本への関心が高い(3)オーストラリアやニュージーランドの学生との交流実績が多い(4)学生向け宿泊ホテルがある(5)日本との時差2時間(6)教育旅行運賃など、リゾート滞在とは別の新鮮な教育プログラム構築の可能性がある。その他、ニューカレドニアには植物の固有種が多く、自然観察のツアーやハイキング・ツアーなどが徐々に企画されている。新婚旅行マーケットとは別に、中高年にとって魅力的な内容を盛り込んだプランの開発が期待される。ホテルの日本人スタッフのサービスや学びやイベントや食の魅力などを織り込んだ、きめの細かい、インパクトのあるシニア層向けプランが欲しい。新たなイベントであるニューカレドニア・マラソンへの参加企画は注目されつつあるようだ。また、ニューカレドニアならではのお土産品の組織的な開発も必要であると強く感じた。トラベル懇話会の海外研修メンバーは帰国後、引き続き勉強会を開く。

 
(文責:西川敏晴=前「地球の歩き方」会長)